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イメージと違うミャンマー(2) 親日的か?

イメージと違うミャンマー(2)  親日的か?

 イメージと違うミャンマー(2)  親日的か?

1, 第2次世界大戦後、ビルマ政府は、日本に対する戦後賠償権をいち早く放棄してくれ、日本も、ビルマとの間に平和条約と賠償、経済協力協定を結んでいます。日本のビルマに対する印象は、侵略戦争でビルマ国民に非常な迷惑をかけたにもかかわらず、非常に親日的な国であるという評価です。インパール作戦の敗残兵となった日本人からも、ビルマ人には良くしてもらったと言う「ビルキチ」「ビルメロ」を沢山生み出しました。安倍総理大臣も、そのことが頭にあるのか、民主党政権の時代にも、「アジアの子どもたちに学校を作る議員の会」の会員として、ミャンマーに学校作る活動をしていました。

2,それでは、現在どうなのか?
これについては、外務省のASEAN諸国に対する日本に対するアンケート調査結果があります。
ASEAN諸国は、シンガポールはそれほどではありませんが、他の国はいずれも親日的です。
日本を信頼できる国として、トップで挙げたのは、割合から言えば、インドネシア、ベトナム、ミャンマーです。
日本と友好的かどうかという回答では、インドネシア、ベトナム、フィリピンにつぎ、ミャンマーは二番手です。
ミャンマーにとって、重要なパートナーは、アメリカ、日本、中国の順です。経済制裁を課していたオバマ大統領がミャンマーを訪問すると、新聞はトップ記事で、TV放送もそればかりです。安倍総理大臣がミャンマーを訪問してもそんなことはないでしょう。

 先日、三村日本商工会議所会頭がミャンマーを訪問した際、応対したのは、ある副大臣でした。何が問題かというと、そのとき、テイン・セイン大統領や各大臣は、どうしていたかというと、学生の英語弁論大会に出席してました(以上は、ミャンマー・日本語教室ブログから)。がっかりです。同大統領は、ドイツには、3回ほど訪問しお気に入りのようです。
調査結果から言えば、ミャンマー国民にとって、日本はあまり知られていない国では無いでしょうか。ちなみに、ミャンマーでは、地理の教科はなく、ミャンマー人に地図を見せて行き先を尋ねてもムダというのは、よく聞く話です。

 東日本大震災のとき、日本に寄付した赤十字の金額で言えば、タイが7億4,800万円、ベトナムが6億円、ミャンマーは430万円です。ミャンマーに関心がある日本人にとっては、いささかがっかりの金額です。最貧国といっても、ヤンゴンに行けば、東京の代々木付近にある外国大使館みたいな豪邸がたくさんあります。金持ちもいっぱいいます。ある人のブログで、ミャンマー人が、「東日本大震災で、日本はミャンマーに援助してくれなくなるのではないか。」という事を心配していた、との記事がありました。
親日的といっても、 親日的と言う態度を取った方が、日本からいろんな援助をもらえるという考える人もいるのではないでしょうか。

3,ミャンマーに進出するにしても、中国の1部にあるような「犬と日本人はお断り」という張り紙があるレストランはなく、露骨な反日の雰囲気はありません。日本人であるということで不愉快な目に遭った事はなく、友好的です。

 しかし、ビジネスとして、進出する場合は、親日的ということで、他より優遇されるということは、あまりないのではないでしょうか。政府のやる入札においても、日本企業だからということで、優遇されてるようには見えません。
これから進出する企業は、親日的ということで、相手のことをよく知らないまま、信用するということは危険です。
小島衣料の小島正憲氏の「多国籍中小企業奮戦記」によれば、ミャンマーに進出し、雇ったミャンマー人の幹部から「売上高の15%を毎月支払う」と言う要求を突きつけられ、「家族を半殺しする」と脅迫されたエピソードが出てきます。
ミャンマーでは、ブローカー(ポエザーという)が多く、親切で世話してもらう等考えるのは危険で、ブローカーは、必ず仲介料を要求してくる、と心構えをしておくことでしょう。

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海外進出と撤退原因の参考資料
ミャンマー・海外