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九州・福岡での起業に当たって(5)  起業の手続

九州・福岡での起業に当たって(5) 起業の手続き

1, まず、何をどこでどうやってやるか。これが起業の中核で、 1番難しいところです。後述。

2, 起業の形態としては、まずは個人事業・自営業としてやる人が多いでしょう。うまく軌道に乗って規模が大きくなれば、株式会社に法人成りすればよいのです。小さく産んで大きく育てるです。成功するかどうかわからないのに、最初から、規模を大きくすれば、売り上げが伸びない場合、融資を受けた金の返済ができず倒産してしまいます。

3,業種によれば、行政官庁の許認可が必要な業種もありますので、注意が必要です。たとえば、建物賃貸の媒介、有料職業紹介、運送等のサービスの媒介、レストランなどです。多種多様です。

4,従業員を雇う場合は、労働時間、賃金などを決め、就業規則を作ります。これらの雇用、労働契約の内容、解雇などについては、政府の「雇用指針」が公開されており、ここに雇用の管理や労働契約などについて判例を分析した有益な指針が掲載されています。人を雇う場合は、これをダウンロードされて検討された方が良いでしょう。

人を雇用すれば、労働保険や社会保険の適用があり、労働基準局や年金事務所に行けば、各種届け出用紙がありますので、記載して提出すればよいでしょう。いずれにしても、税金もそうですが、役所は、事業者が支払いをしなければならないものについては、丁寧に教えてくれます。

5,起業した事業が、どれくらい儲かっているのかいないのかを、見てわかるようにするためには、経理が必要です。これがわからなければ、わかる人を雇うか、自分で勉強するしかありません。会計ソフトもありますが、簿記の基本的な仕組みがわからないと、理解するのは困難です。

商業高等学校用の教科書を買ってきて勉強するのが良いでしょう。商業学校だから簡単だと思うのは間違いです。簿記2級とか資格試験もあるほどですから、簡単ではないです。起業の初期に、経理に頭を悩ませるよりは、配偶者にしてもらうか誰かを雇ったほうがいいかもしれません。

6,毎年12月には、収支を計算して、 2月末には確定申告をします。税務署に届け出る必要な書類は、税務署に行けば親切に教えてくれ、用紙をくれるでしょう。しかし、経費・控除というか、節税について教えてくれることありません。税金を納めすぎていることに気づいて訂正する「更正の請求」もそうです。税務署が、納めすぎた税金を返す手続きを、親切に教えてくれることはありません。自分で勉強するか、税理士さんに有料で相談するしかありません。

複式簿記を要求されない簡単な白色申告と複式簿記の記帳を要求される青色申告があります。青色申告をすれば、損失を次年度に繰り越せるなどの税務上特典がありますが、めんどくさいです。

7 、冒頭の何をやるかについてですが、ブログ主にこれを語る資格はありません。ただ、既存の事業で、ちょっと改良を加えたようなものは、なかなか難しい感じがします。うまくいったとしても、すぐに真似られて、競争相手が出てくるでしょう。簡単に真似できない技術・テクニックが必要な業種ならば、強いでしょう。なるべく競争相手がいない業種が良いでしょう。グッドアイデアと思っても、それを思いついた時点で、すくなくとも日本中には何人かの人が同じ考えを持っているでしょう。

8、福岡市の人口は、 150万人を突破し、増え続けています。元気がいい都市と言う評価です。これについても、ブログ主に知識もなく語る資格はありません。素人の思いつきです。ーー

福岡市の人口が増えてるのは、福岡に活気があるからなのか、それとも福岡以外の九州の周辺市町村には、製造業の工場が撤退してしまい、高等教育機関や就業場所がなく、仕方なく福岡に出てきているのかは分かりません。周辺市町村に行けば、見かけるのは年寄りばかりです。若い人はほとんど目にしません。現在(2015年6月2日)、地方に人手が足らないと言っても、その業種は、介護と流通です。流通が具体的に何を指しているかは分かりませんが、外食・弁当やスーパーのパートではないでしょうか。

このような状況で、福岡市で起業するのはなかなか厳しいでしょう。天神に行けば、目に付くのは、東京に本社がある大企業の福岡支店・九州支店です。地場産業の陰は薄いです。ベスト電器、フタタ、岩田屋が、本州の企業の傘下に下ったのをみても分かります。何が間違っていたのか?

交差点のデパートは、地場の岩田屋ではなく、東京のPARCOです。ひしめき合っています。超過密です。天神などの都心になればなるほど、家賃は高額となります。それを上回る収益が必要です。
城下町は保守的です(一倉定の弁)。福岡の企業を見ても、株式持ち合いで、入り込むのは大変そうです。
福岡市には、起業を支援する「スタートアップカフェ」がありますが 、現実に起業して採算が取れるように維持していくのは並大抵ではないでしょう。長崎のアンテナショップもありましたが、現在はなくなっています。

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