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国際結婚、離婚、養子縁組そして面会交流ー子どもは大変

紹介するのは、大阪高等裁判所の面会交流審判に対する抗告事件ですが、こういうケースでは、 子供もなかなか大変です。

事案の概要

平成3年に、日本人男性(当時23才)と中国人女性(当時20才)が結婚。 
 2人の間には5人の子供が生まれ、審判当時、3人は成人して独立し、4番目の女の子は小学2年生、 5番目の男の子は保育園児。子供の国籍は日本。
 平成25年離婚。子供2人の親権者を日本人父と定めた。その際、母親は「子と財産は全ていらない」旨の誓約書を作成。母親は、別の男性と生活します。
 日本人父は、平成25年他の女性と結婚しましたが、翌年離婚しました。その後別の中国人女性と結婚し、その中国人女性は、子供らと養子縁組をします。子供らにとっては、3番目の母親です。
 中国に居住している中国人実母が、未成年の子供らとの面会交流の調停申し立て、調停不成立で審判。大阪家裁は、面会交流を認めます。父が抗告。中国人養母が、抗告審で当事者参加。
 大阪高等裁判所は、毎月一回の面会交流を認めます。
 この結果、日本人子供は、日本で3番目の母親である中国人養母の下で生活し、中国に居住している中国人実母と毎月1回面会交流をすることになります。

2,国際結婚で生まれた子供=中学3年生のブログがあります。

 両親は、ミャンマー人男性と日本人女性。日本の母の実家で祖父母と共に育った後、中学生ころ(?)、両親と共に(?)、父親の母国ミャンマーの旧首都ヤンゴンに移住。その後、両親が離婚(?)したよう。日本人母とヤンゴンに居住している様子。
 ブログ発信者は、現在15歳、中学3年生ということです。ただし、「居候、己、臍を噛む、疫病神、紺屋の白袴、跳梁跋扈」とかの語彙を使ってあり、今時の中学生の使う言葉か疑問もあります。本当に日本人の中学3年生が、自分の手で書いたかどうか真偽は分かりません。一応の参考のため紹介します。
https://plaza.rakuten.co.jp/luckychugakusei/
 ブログの中には、
 ミャンマー人父親から、怒られたり、幼少のころの写真を捨てられたり、ミャンマー人父親の家族からは冷たくされたりと、大変な苦労をしているようです。
 仮に、本当だとしたら、感心します。熱帯の高温多湿のヤンゴンで生きていくのは、大人の日本人でも大変です。衛生事情は悪いし、食事も不衛生で脂っこく、おなかを壊します。その上、両親の離婚です。父親の母国で、頼りに出来るのは、父親のはずですのに、父の下でなく、母と一緒に住んでいるようです。父親の後ろ盾を失うのは、大変なことです。
 通常ならば、日本人母親は、ミャンマーにいる必要もなく、子供と一緒に実家のある日本に帰るのが通常考えられるシナリオですが????。フィクション(?)織り交ぜての、あくまで参考のブログです。

・松尾芭蕉が、富士川のほとりで、泣き叫ぶ捨て子をそのまま残して立ち去った際に読んだ句
   ただこれ天にして 汝(なんじ)が性(さが)の拙(つたな)きを泣け

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