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九州・福岡での起業に当たって(4) 九州で起業し、全国的・グローバルに活躍している企業は多くありません

九州・福岡での起業に当たって(4) 九州で起業し、全国的・グローバルに活躍している企業は多くありません

九州で起業し、全国的・グローバルに活躍している企業は多くありません。
(内なる中華思想)

1,どうしてでしょうか? 九州が日本の西の辺境で、中央の都から離れており、文化的程度が低いとの潜在的な意識があるのでしょうか。中央に住んでる人のみならず九州に住んでる人自身の中にもその意識が少なからずあるのかもしれません。いわゆる中華思想です。日本人には、中国の中華思想を毛嫌いする人がいます。しかし、中華思想は、日本人の心の中に、深く潜んでいます。

京都には、「洛中屏風図」というのがあります。かって平安京を洛中と呼んでいました。これは中国の「洛陽」の真似です。その中心にいるのが文化的程度が高いという意識です。文化的程度が高いといっても、所詮中国の真似・模造です。それ以外の何者でもありません。京都から見て、東北、北海道は「蝦夷」であり、九州は「熊襲」なのです。さらに南は「南蛮」の蛮族です。こういう言葉も、中国の政権が、北方民族や南方民族を蔑視した言葉を物真似して名づけたのです。 「隋書」に記されています。聖徳太子が、隋帝に「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す。・・」と伝えたところ、隋帝は「蛮異の書、無礼なる者」と言ったとあります。 その後、中国は北方民族に支配されます。元王朝・清王朝です。

かって、サントリーの社長が、宮城の仙台を「東北の熊襲」で文化的程度が低いと言った事件がありました。上の隋帝と同じ思想です。サントリーは、自分は文化人と思っているかもしれませんが、サントリーが社会に作り出しているのは、「酔っ払い」「アルコール依存症」「飲酒運転」でしかありません。存在しなくて困ることはありません。こういう発想も、日本人の中に、現在も抜きがたく、都が文化的程度が高く、辺境は低いという「中華思想」が存在する証拠です。九州にも「西の京都」とか「○○銀座』とかあります。東南アジアの歌手が、アメリカ人の真似をして歌っているのと一緒です。特筆すべきものはありません。亜流です。それで、菅原道真が大宰府へ転勤になった際も、「左遷」です。現在でも、東京のビジネスマンが、福岡や熊本へ転勤となったら「左遷」とがっかりする人もいるでしょう。

(もう一つ、明治初年の廃仏毀釈の際には、都のお寺の仏像が多数破壊されました。中国の文化大革命や現在のイスラム国家の文化財破壊と同じです。中には、役人の歓心を買うべく、その目の前で、仏像をなたでたたき切った坊さんもいたとのこと。)

豊臣秀吉が九州へ侵攻した際も、九州「征伐」と称されています。これは、京都にいる人が歴史を編纂したためでしょう。誰が歴史を書くかによって、使う言葉が違ってきます。当時の九州の島津軍は征伐の対象だったのです。鬼ヶ島の鬼みたいです。 日本人、そして九州に住む人は、幕府に従うしか道はありません。唯一反抗したのが天草キリシタンです。皆殺しになりました。 こういう歴史が影響しているのでしょうか。

2,しかし、明治維新になると薩長土肥の士族が活躍します。 これ以降、野心に燃えた人は、東京に向かうことが多くなりました。人材流出です。そのこともあって、九州と言う限られた島で何かをしようという意欲を持つ人がそれほど多くなくなったのかもしれません。九州という限られたテリトリーについて云々する発想自体が、グローバル時代の今日、時代遅れなのでしょう。アジアに近い地の利を生かして、アジアに進出すべきなんでしょう。

3,以上は、ブログ主の狭い見聞の考えであり、私が知らないところで、バリバリ頑張っておられる起業家もおられることでしょう。昨日(2015/05/26)も「ガイアの夜明け」で、佐賀でとれた農産物をその鮮度を保ちながら船便で香港へ運ぶ仕事に挑戦しておられる人を放送していました。成功して欲しいですね。

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