幕末外交事情:海外事情に疎く、他人任せでは敗北するー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(4-22-67-3 )
第4編 開国の初期
・この年の8月、英仏の連合軍は、渤海湾に侵入して上陸し、北京に侵入し、北京は廃墟となった。これは、外交に与るのを欲しない北京の皇帝が、この外交を各省の総督にゆだね、時勢に通じない命令を発したり、中華意識にとらわれて外国人に粗暴の措置をとったがために、広東を砲撃され、今回北京に侵入されたものである。
- 桜田門の変後、鍋島直正は後任を託されたのを断るー人生の分かれ目ー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(4-22-67-2 )
- 幕末、対馬を巡るロシアの横暴と英国の対応ー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(5-23-68- )