出島のオランダ館の内装と接待、天保の薪水令、開墾などー再建の殿様・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(3-12-36)
第3編 政績発展
第12巻 オランダ使節渡来
第36章 薪水令の警備(1843年天保14年、直正公30歳)
・この年8月、中国は英国に敗れ、上海等5港を開港し、香港を英国に譲る。 幕府や直正公も、出島の中国(唐)館から、中国開港を聞いて知っていた。
・幕府は、1825年の外国船打払令を改め、薪水を乞う者には、みだりに砲撃を加えることなく、これを与えることにした(天保の薪水令)。しかし、攻撃的外国船も予想されるので、警備はますます厳重にし、兵士、武器等を準備すべきこととなった。