再建の殿様・鍋島直正公伝の成り立ち、記述方針—-鍋島直正公伝を読む(0-3)

この書は、鍋島正二位公の嘱託により、大隈重信侯の監修の下に、文学博士 久米邦武が執筆編述し、文学士 中野礼四郎が校訂したものです。
歴史の事実は連鎖の如しである。一部を明らかにせんと欲せば、前代にさかのぼり、後世にわたり、世界の大勢にかんがみ、国内の潮流に考えて、これを研究考察しなければ、その真相知ることかたし。—
編年体よる。ただし、錯綜している事実はこれを分類して記述した。
- 鍋島直正の評価(アーネスト・サトウなど)—再建の殿様・鍋島直正公伝を読む(0-2)
- 再建の殿様・鍋島直正公伝の概要(1)ー幕末の世界の大勢—鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(1-0-1)