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神奈川条約を締結すー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(4-18-53)

神奈川条約を締結すー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(4-18-53)

神奈川条約を締結すー激動の幕末・明治を生きた日本人群像・鍋島直正公伝(久米邦武著)を読む(4-18-53)

第4編 開国の初期
第18巻 開国の初歩
第53章 米露軍艦東西に渡来す(安政元年 1854年 41才)

神奈川条約を締結す

・ペルリ提督が、日本に通交貿易を要求したのに対し、ヨーロッパ諸国は、おおむね、その成功の望みがないと笑っていた。しかし、ペルリの威嚇が図に当たり、日本が屈服したのを見て、ヨーロッパ諸国はみな驚いた。

・条約草案を閣議に上程したところ、水戸老公と閣老4・5人が反対したが、林大学頭から「これを拒絶しては、開戦の外なし」言われて沈黙した。

・ペルリは、浦賀の開港を要求したが、伊豆下田で承諾した。アメリカ西部から支那への航路に便利だったからである。
・条約の概要は
アメリカ漂流民の必要品の購入を許可する
アメリカに対して最恵国待遇(片務的)
アメリカ駐日大使を置く件

・攘夷論者からは、屈辱条約と称せられた。

(コメント:日本が、アメリカの外圧によって、政策を変更するのは、これが始まりですか?)

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