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ミャンマー進出企業が巨額損失計上

ミャンマー進出企業が巨額損失計上。
                2022年2月19日
クーデター前までは、相当の利益を生み出していました。
軍政から民政移管した頃は利益を出し進出をたたえられていました。
投資契約を締結していても、ほとんど効果はなかったことになりました。
今から思えば、ミヤンマーの歴史・軍部の利権構造への冷徹な洞察がなかったと言えるでしょうが、これはなかなか難しいことです。ほとんどの人が、軍政への後戻りはないと言っていました。それにしても、これだけの巨額損失があれば、中小企業は倒産必須です。
キリンHDが ミャンマー撤退
 国軍系企業のミャンマー・エコノミック・ホールディングス(MEHL)との合弁会社2社の株式を手放す。キリンがそれぞれ51%ずつ出資しており、2021年12月期に466億円の減損損失を計上〔日経QUICKニュース(NQN)〕
東京建物は14日、ヤンゴンで大和ハウスグループなどと進めている再開発事業について計画を見直した結果、2021年12月期に68億円の損失を計上。
・ほかにも大・中小企業が進出していますが、いまは、じっと我慢して、状況が変わるのを待つと言うことでしょうか。民主化前に、数少ないヤンゴンの日本食堂に行くと、客もまばらで、シンガポールで印刷された前日の日本経済新聞をめくっている駐在員の後ろ姿(今はやりの「孤食シリーズ」みたいな)が思い出されます。